和田先生の役立つ薬膳料理
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メレンゲときな粉ムースのバラソース添え
陽気が蘇る春は万物が著しく生長し、新緑の花が咲き始めるうきうきの季節です。
人間の体もエネルギー満ち溢れ、冬の冬眠状態から活動的になります。
一方、卒業、新入学、進級、移動…….何かと忙しいこの時期、ストレスにさらされやすく、気のめぐりは滞りがちで、自律神経のバランスが崩れます。ため息、イライラ、偏頭痛、お腹が張って、ガスがたまるなど中医学でいう「気滞」状態を改善するには「理気」法お勧めします。。
香豊かな柑橘類、芳香性の花、ミントなどのハーブ、ウコン、春菊、三つ葉、キャベツ、絹さや、朴葉、紫蘇などの理気作用のある食物は毎日の食事に取り入れましょう。
梅雨の薬膳 南瓜の蕨餅饅頭風
梅雨の時期に、湿気が強く、胃腸にダメージを与えて、胃弱の方にとっては、苦痛の時期といえます。そのため、利尿の瓜類を使うと同時に脾胃経で働く黄色食材、自然な甘味の豆類、イモ類、南瓜、とうもろこし、麹、味噌、白身魚がお勧めします。糖分、酒類、油脂類は湿を助長するので、控えるべきですが南瓜の自然な甘味を利用したあんは胃腸に優しく、梅雨にぴったしのお茶請けです。ぜひ利尿作用抜群のはと麦とうもろこし鬚茶と一緒に頂きましょう。
夏の薬膳 冬瓜と白身魚の梅紫蘇たれ
夏季は特有の自然条件が『暑』で、陽気が旺盛になる季節です。
体の正気(抵抗力)が落ちたり、暑熱が強すぎたりすると体が暑邪に侵入され、体が陽盛陰衰、暑熱内傷の状態になる。暑邪は単純な熱よりも高温多湿を特徴し、にきび、吹き出物、汗疹、傷口の治りが悪い、膀胱炎、帯状庖疹、湿が多い場合は胃腸にダメージを与え、夏バテ、胃腸型風邪なども発生し易くなる。そのため、体を冷やすものと利尿のものを併用します。瓜類は利尿と解暑の一番味方で、冬瓜は漢方薬でもよく使われるくちなしの実の煮汁で煮て、白身魚は胃腸に優しく、消化力が落ちる時にお勧めの食材です。また梅と紫蘇で食欲を注ぎ、体液を潤すトマトと組み合わせたことで、夏を上手に乗り切れます。
秋の薬膳 埋み大根 緑くずあん
乾燥の空気が流れる秋、呼吸気道にダメージを与え易くなる。乾燥にさらされ、咽頭が乾くて痛い、空せき、痰が少なく、粘って、切り難いなどに悩まされる方も多いでしょう。そのために肺経で働く白色の食物がお勧め。大根、かぶ、梨、バナナ、杏仁豆腐が秋に欠かせない食材でしょう。さらに、風邪、乾燥咳の場合は柚子、くず粉、桑の葉も呼吸気道を潤いを与え、熱を冷まし、痰切りを助ける。このお粥は米で煮込んだ大根に桑の葉のくずあんをかけて、のど越しがよく、お粥が味気ないと思い込む方もぜひ試しに。
冬の薬膳 海老と大和芋のパリパリタルト
冬至から動物が冬眠状態に入り、厳しい冬を乗り切る体制に入ります。
人間も自然界と同様、体力を貯蔵し、冷え対策を講じないといけない。
中国では冬令進補、開春打虎という諺があります。すなわち冬眠状態の時期は元気の素を蓄える時期でもあり、冬でスタミナさえつければ、来年の春に向かって、元気の蓄えができて、新春になると虎を打てる力持ちになれるということです。
そのため、腎を補うことがお勧めします。腎とは現代医学で言う腎臓のほか、生殖、ホルモン全般、膀胱、骨、髄、脳、聴覚、毛髪も含まれ、人間の老化にもっとも関連深いと思われます。
冬には腎を強くして置かないと性機能の減退、膀胱気化機能の減退、腰膝などの無力感、痛み、耳が遠い、忘れっぽいなど老化の症状が出やすくなります。春巻き皮はタルト風に焼いて、補腎に代表された食材の海老と大和芋を盛って、さらに焼けば、出来上がり。ソースも補腎のくるみと体をぽかぽかさせる香草をいれ、冷えと腎虚を改善します。